2016/12/28記事更新
有給休暇の買取相場、買取制度って法律的にどうなんだろう?
気になる有給休暇の買取・買取相場について調べてみました。
長く同じ会社に勤めていると、有給休暇を1年で最大20日取得できますよね。
以前より有給休暇が取得しやくすなったと言われていますが、多くの会社員は、有給休暇を取れなくて多く貯まっているんじゃないでしょうか?
日本の有休取得率も、3年ぶりに最下位位になったとニュースでありました。
有給休暇を1年で20日あっても、使い切れなくて100日貯まっていたり、200日貯まっている猛者もいるんじゃないでしょうか?
有給休暇があっても取得できない、貯まる一方って人も多くいるのが現状のようです。
けど、昔は有給休暇は買取されていたと聞きましたので、有給休暇の買取を調べてみました。
有給休暇の買取り金額、買取相場、買取金額計算
昔は、会社を退職するときに年次有給休暇の買取が結構行われていたようです。
しかし、法律的には原則として違法です。
年次有給休暇の目的をざっくり説明すると、労働者の疲労を回復させることが目的だからです。
ですので、 年次有給休暇を与える代わりに金銭を与えても、
疲労回復にはならないので、年次有給休暇の買取は認められていません。
しかし、年次有給休暇買取の例外もあります。
有給を買取ってもらえる例外
現実的な例外として、 ①年次有給休暇の時効を過ぎた場合。
年次有給休暇は、付与されてから2年で請求権が時効になります。
その、時効で消滅した年休であれば、会社が買い上げることが出来ます。
②退職予定の方が、消化できない有給休暇を買い上げる場合。
有給が100日や200日も貯まっている場合には、退職前に半年や、1年間有給休暇を取得して休むことって出来ませんよね。
年次有給休暇の買取金額、買取金額の計算は、会社の規則による。
年次有給休暇の買取が違法でない場合もありますが、会社が買い取るかどうかは義務ではありません。
年次有給休暇を買取ってくれる会社もあれば、買取ってくれない会社もあります。
年次有給休暇の買取自体、会社の自由です。
また、買取金額についても、法律で定められた金額や基準などもありませんので、会社の規則に従うことになります。
基本的には、年次有給休暇の手当分(平均賃金分)と同額が望ましいですが、年次有給休暇の買取価格を買い叩かれても違法ではありません。
例えば、年次有給休暇の1日分の買取価格が500円でも良いのです。
なお、例外として買い上げが認められるといっても、法律上定められた義務ではありません。どう対処するかは会社の自由です。
ちなみに、私が元勤務していた職場は、
1日の有給休暇買取金額は2000円でした。
日給がざっくり12000円位ですので、1/6くらいの買取金額でした。。。
オーマイガ!