ボタン電池 LR44とSR44の違い・互換性は?

雑学

2016/12/31 記事更新

ボタン電池 LR44とSR44の違い・互換性は?

電池ってよく見るといろいろな品番や電圧などが書かれていますよね。

なかでもボタン電池の規格や電圧っていろいろありお買い物の際には品番を控えて置かないと間違えてしまいますよね。

そんな中、ボタン電池LR44又はSR44のボタン電池を買うときに不思議に思ったのが、なぜサイズが一緒なのにLR44とSR44の2つの品番があるのかです。

LR44とSR44に違いがあるか?どのように違うか疑問に思ったので調べてみました。

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ボタン電池 LR44とSR44の違いは?

ボタン電池 LR44とSR44の違いは、電池の材料が違います。

LR44がリチウムを主原料にしたリチウム電池、SR44が酸化銀電池となっています。

電池に使われている材料の違いでLR44・SR44と品番が違うようです。

また、LR44の電圧は1.5V、SR44の電圧は1.55Vと電圧の違いがあります。

この二つは電池の材質が違ってSRが酸化銀電池、LRがリチウム電池になります

 

ボタン電池 LR44とSR44の電池寿命は?

SRの方が電圧降下少なく使える容量が多い為、長持ちです。

そして、LR44はSR44の半分くらいの寿命です。

 

ボタン電池 LR44とSR44の互換性は?

サイズが同じで電圧もほぼ同じ(SR:1.55V LR:1.5V)ですので、どちらの電池も一般的な電化製品には使うことができます。

しかし、お仕事で使っている方も多いかと思うデジタルノギス(幅寸法を図る測定具)ですと、デジタルノギス内部の静電容量式のセンサーが、LR44とSR44の電圧0.05Vの差により誤作動する可能性もあるようです。

 

ボタン電池 LR44とSR44の性能差は?価格差は?

具体的には、SR44の方が電池の持ちは良いようです。LR44はSR44の半分の電池寿命くらいです。又、SR44は、寿命近くになっても電圧をキープ出来るので、安定した性能を発揮します。

逆に、LR44は使用開始から徐々に電圧が下がり、寿命直前に大きく電圧が下がりますので、性能面ではSR44の方が安定した性能となります。

価格差については、SR44が1個当たり300円から400円。LR44が1個当たり35円から45円と10倍程度の価格差があります。

 

ボタン電池 SR44とLR44の規格・サイズの見方

ボタン電池の最初の文字は電池の種類を表します。

S=酸化銀電池、L=アルカリ電池です。 次のRは、円形を意味します。

LR、SR共に円形ですのでRとなります。 その後の※R44は、サイズを表します。

R44=直径11.6x厚み5.4を指します。 LR44、SR44共に規格とそれぞれの相当品を記載します。

LR44 (アルカリ電池) 1.5V 11.6φ×5.4mm 相当品 L1154、A76 SR44(酸化銀電池) 1.55V 11.6φ×5.4mm 相当品 SR76E、MS76、RS76、V76PX

↓SR44は1ヶ400円程度ですが、まとめて買置きするとお得です。 

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因みに、ボタン電池の事を英語で・・

英語で、ボタン電池のことは、Coin Battery (コインバッテリー) または Coin Cell (コインセル) と呼びます。参考までに。

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