運転免許証の自主返納の特典がお得?具体的な返納の方法は?【しっかり解説】

つい最近、私の知り合いの親御さん(69歳)も免許証の自主返納を行ったばかりです。

高齢者の事故がニュースで増えていますが。

話では、高齢者の事故のニュースを度々見て、自分も事故の加害者になることが不安になったと言っていました。

幸いにも、バスや電車などの公共機関がそこそこあり、退職してからだいぶ経っているので車で遠出する機会もあまりないとの事で。

最近では、ほとんど車の運転をしなくなったようです。

免許更新の際には、そのまま運転免許証が失効しても良いかと考えていたみたいですが、免許証の自主返納をしたそうです。

私の親も、免許証の自主返納してもよい年齢ですので、運転免許証の自主返納について調べてみました。

本人確認で必要だから免許更新?

地方在住だと、バスや電車などの交通機関が無いので、車の免許が必需品です。

しかし、普段の生活では自動車に全く乗っていない人が銀行やクレジットカードなどの本人確認の為だけに、車や原付バイクの免許証を持ってる事、結構ありますよね。

一昔前まで顔写真入りの身分証明書と言えば、運転免許証とパスポートくらいしかありませんでしたが。

今では、住民基本台帳カード(住基カード)だったりマイナンバーカードが公的な証明書として、銀行口座の開設やクレジットカードの発行、本人確認として使用できます。

しかも、マイナンバーカードだったら【顔写真入り・手数料無料】で発行できます。

免許証更新手続きの煩わしさ・免許更新料を考えると、運転免許を自主返納してマイナンバーカードを本人確認として使った方が良いです。

マイナンバーで本人確認したくない場合。

マイナンバーは、手数料が無料で良いですが。

マイナンバーの漏洩が心配、マイナンバーカードに抵抗がある方には、運転経歴証明書がおすすめです。

運転経歴証明書は、免許証返納後5年以内に申請すると取得できます。
(交付手数料が1000円かかります)

運転経歴証明書は、有効期限・更新などはありませんので、生涯・ずっと本人確認として使えます。

(※住民基本台帳カードは、マイナンバー交付時に返却となります。)

免許証を返納するとこれだけお得!

免許証を返納するとどれくらいお得かを調べてみました。

免許証の手数料

免許更新には下記手数料がかかります。

意外と知られていませんが、70歳を過ぎた高齢者は【免許更新料が跳ね上がります。】
(免許更新前に高齢者講習を受けることが義務付けられているので。)

70歳をすぎると、【2倍以上】更新手数料が上がります。

又、免許証の有効期間ですが。

免許証は有効期間が一番長い優良ドライバーでも【5年に1回の免許更新】が必要です。

しかも、70歳以上75歳未満は最長4年、75歳以上では最長3年と高齢になると免許更新の期間が短くなります。

メガネの買い替え

そして意外な出費として、メガネが合わなくなったらメガネの買い換え料もあります。

よくよく考えると、運転免許証を所持し続けるだけで結構な出費になります。

ですので。

コスト的な事を考えても、本人確認の為だけに運転免許証を所持するのは割に合いません。

免許証返納のメリットは?特典満載?

概ね65歳以上の免許証自主返納者は、地域によって様々な特典があります。

正確には免許証を自主返納すると【運転経歴証明書】を発行出来ますが、
運転経歴証明書の交付を受けると、色々な企業・団体の割引やサービスを受けることが出来ます。

各都道府県によって割引やサービスが違いますので、一例ですが。

例えば、東京都、大阪府の場合には。

東京都 警視庁リンク高齢者運転免許自主返納サポート協議会加盟企業・団体の特典一覧

東京 高齢者サポートのリンク

大阪府 高齢者運転免許自主返納サポート制度

大阪 高齢者サポート リンク

気になる自主返納の特典は、バス回数券、電車の割引券、タクシークーポンなどの交通機関の割引が定番で。

預金金利が高くなったり、協賛企業の10%割引だったり、ホテル割引券、温泉半額券など、地域・自治体によって様々な特典を受けることが出来ます。

自分が住んでいる地域の自主返納の特典は?

自分が住んでいる地域の自主返納の特典を探す場合には、

『お住いの都道府県 + 高齢者運転免許自主返納サポート』
『お住いの市町村 + 高齢者運転免許自主返納サポート』

などでgoogle検索すると、自治体が行っている自主返納の特典一覧などが検索出来ます。

免許証の自主返納の方法は?

運転免許証の自主返納は、免許センターや警察署で行えます。

手続きは簡単で、運転免許取消申請書に必要事項を記入して提出するだけです。

又、免許証の自主返納後に【運転経歴証明書】の申請を行う場合には。

・本籍が記載されている住民票の写し、または健康保険証など
・認印
・証明写真(縦3センチ、横2.4センチ)※不要な所もあります。
・運転経歴証明書交付手数料1000円

が必要です。

運転免許センターだと運転経歴証明書はその場で発行されます。

尚、免許証の自主返納手続きは、原則本人のみ可能です。

乗らない車の維持費は○○万円に驚き!

いざ免許証の自主返納すると、車を処分することになります。

車を処分すると勿体無い気がしますが、ほとんど乗らない車だったら所有だけでも結構な維持費になります。

ガソリン代を含まない、車庫に眠らせた場合の維持費を算出すると。

軽自動車の1年間の維持費は、14万円。
普通自動車の1年間の維持費は、26万円。

※自賠責保険、任意保険、車検代(年割)、自動車税、重量税など諸々の経費込です。

所有しているだけで、これだけの維持費がかかります。

この維持費を削ることが出来ることって、結構デカくないですか?

更に25万円得する方法【実体験】

実際に免許証の自主返納を行うと、乗らない車の処分を考えなければなりません。

車を処分しようと考えた時にどうしますか?

多分、購入したディーラーや販売店に持っていく方が大半だと思います。

ですが、それって25万円も損するかもしれません。

以前、私もディーラーでの買い取りを行ってもらおうと、買取見積依頼をお願いしたことがありますが、本当に安い金額でした。

オイル交換などもきっちり行い、外観上はきれいですし、それなりに愛着を持っていたので、かなりショックでした。

ディーラーがあまりにも安い買い取り金額でしたので、インターネットで見つけた【自動車一括見積もりサービス】に見積もりを依頼しました。

結果、ディーラーに出してもらった金額より、25万円も高く買い取ってくれる業者が見つかり、その業者に買い取ってもらいました。

【自動車一括見積もりサービス】なら、複数の買い取り業者に見積りを貰えるので現状の車の相場がわかりますし、その中で【一番査定が高い買取業者に売ればいいだけ】です。

一つ注意したいことは、買取業者によって査定額がかなり違う事がわかりました。

査定額が気に入らない場合には、きっぱりと断るとしつこい営業は来ませんよ。

そのまま、ディーラーに売っていたら25万円損していたと思います。

ですので、車の売り方って大事だなと思いました。

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