はんこ注射の理由・意味は?跡がある人ない人の違いは?

健康

ほとんどの人には、腕に9この跡が残っていますよね。

そう、はんこ注射の跡です。

しかし、はんこ注射の跡が残っている人、残っていない人がいますよね。

はんこ注射の理由・意味?なぜ、はんこ注射なのかを紹介します。

 

はんこ注射の理由・意味は?

 

はんこ注射は、BCG予防接種、結核の予防ワクチンです。

 

はんこ注射は、牛型結核菌を弱めた生ワクチンをハンコみたいに9本の針がついた器具で行います。

 

針の先には、ワクチンが塗られていて、9本の針で刺すことによりワクチンを体内に取り込み、抗体が出来て、結核を予防できます。

 

 

はんこ注射の結核予防効果

効果乳幼児期にBCGを接種することにより、結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度予防することができると報告されています。

BCG予防接種は、結核・髄膜炎の発症予防に効果的です。

↓厚生労働省の結核とBCGワクチンに、詳しく載っています。

 

結核とBCGワクチンに関するQ&A
結核とBCGワクチンに関するQ&Aについて紹介しています。

 

 

はんこ注射は、全員受けるの?

 

昔は、ツベルクリン反応を見て、結核菌の抗体があるかどうかを確認してから、BCG予防接種(はんこ注射)を行ってきました。

 

ツベルクリン反応は、結核菌の抗体があるかどうかを検査する方法です。

 

ツベルクリン反応で結核菌の抗体があった場合には、はんこ注射を受けないことになるので、ハンコ注射を受けていない人もいます。

 

しかし、現在はツベルクリン反応は行われず、全員がBCG予防接種(はんこ注射)を行う方式になったので、全員がはんこ注射を受けています。

 

はんこ注射の跡が残る理由

 

はんこ注射は、結核菌の予防のために打ちます。

 

はんこ注射を摂取した後は、打った場所がぽこっと腫れたり、熱を帯びることがあります。

 

はんこ注射後、1ヶ月くらいしたら、白くポツポツ膿むのが正常な反応で、その反応を確認することによって、結核ワクチンの抗体がついたかを判断します。

 

なので、白くポツポツ膿んだところがへこんで跡になってしまう人がいるわけです

 

はんこ注射の跡が残っている人と残っていない人がいるけど。

 

はんこ注射の跡は、残っている人と残っていない人がいます。

 

これは個人差によるところが大きいみたいです。

 

跡が残らない人は中学生くらいになると、ほとんど見えないくらいに跡が薄くなります。

 

なぜ、普通の注射(皮下注射)では無く、ハンコ注射なの?

 

昔は、はんこ注射ではなくて、皮下注射(普通の注射)で行っていたようですが、摂取した後の予後があまり良くなく、ケロイド状の跡が残ったり、大きな瘢痕(あざ)が残ったみたいです。

 

今の60歳代の人には、腕に大きなあざがある人が多くいます。

なので、通常の皮下注射ではなく、はんこ注射が行われています。

はんこ注射の跡は消せるの?

 

整形外科、美容整形などの病院で、はんこ注射の跡は消せるようです。

 

ケナコルトなどのステロイド系注射で傷跡を目立たなくさせる。

傷跡を切除して、再縫合する方法。

 

などがあります。

 

どうしても気になるようでしたら、形成外科や美容整形外科に相談した方がよいでしょう。

 

はんこ注射の理由・意味 まとめ

 

はんこ注射は、BCG予防接種で結核の予防のために行われます。

通常の皮下注射に比べて跡が残りにくいため採用されているようです。

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